甥っ子の進化

妹が関ジャニのコンサートに行っている間、甥っ子をあずかることになりました。

甥っ子は夏らしく髪を短く刈り込んで少し少し凛々しくなっていましたが、まだまだ4才の子供。

台風のように辺りをひっかきまわし、わが家に幸せをふりまいていきました。

「ルーキーズ」を毎週見ている甥っ子はキャッチボールが好きになったようで、汗だくになりながら夢中で球を追いかけていました。

捕るのはヘタクソですが、投げる球の中には鋭いものもあり、私が「ストライク!」と言いながら「グー」と親指を突き出すと、甥っ子も(エドはるみ風に)グーっと返してくるのでした。

そのあとはいつものようにオモチャ箱をドンガラガッシャーンとひっくり返してブロックで遊び始めます。

宇宙船やプラレールに合わせてブロックで「駅ビル」を作ったりと、甥っ子はなかなかの造形力を見せます。

私が小さい頃もそうであったように、戦隊モノなどのメカニックデザインは、間違いなく子どもたちの想像力を喚起するのに一役買っているなぁ、などと色んなことに感心しながら見ていると、自分で作った2機のジェット機らしきブロックを自慢げに私に見せながら、甥っ子はギョッとするようなことを言いました。

「これシンカするの。」

シンカとは¨進化¨のことであろう。

なんの影響か。誰が教えたのか。

私は心底びっくりしました。

甥っ子はまだ保育園です。「ヘンシン」や「ガッタイ」ならまだしも、ふつう「進化」なんて言葉の意味を理解し、使いこなすだろうか。

私は私の保育園のときを思い返してみましたが、絶対に「進化」なんて言葉はまだその頃の私の語彙の中にはありませんでした。

ウンコやチンコを連呼していただけです。

昨年の運動会のかけっこは後ろのほうでしたが、こいつは大物になるぞと確信しました。

七夕も近かったので、甥っ子に、お前は将来なになりたいんだと聞いてみると

「ゴーオンジャーの黒。」

という答え。

こりゃまた渋いとこついてきました。

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